1-122 極小生命体の研究

「なるほどねぇ、、そういう面から考えると早苗のその方面の研究がどこまで進んでいたのかということなるわね。
早苗が持っていた自宅用ととシンガポールに持って行ったノートパソコンが盗まれたというのだから。
おそらくのその中には仕事や研究していた情報が入っていたはずだわ」
「たしか詩はAIの仕事だし、龍は長寿の研究しているのよね。
で早苗とは連絡を取りあっていたはずよね?」
「私はフランクフルトで先生の助手をしながら研究をしているけれどあくまでも長寿の研究を主流にしているの。
早苗とは連絡を取り合っていたけど、優子と早苗がそこまで話をしていたことに驚いたわ。
確かに二人の話の中には重要な要素が含まれていると感じるわ」
「私のほうはAIを使って極小生命体の動きを察知するにはどうしたらいいかを探ってほしいと早苗からは言われていました。
しかし考えてみればこれはこれは大変なことなのよね。
極小生命体だから小さい。
細胞の中の細胞のようにあまりにも小さすぎる。
現代の科学技術でもってしてもそれを詳しく見たいのなら特殊な装置が必要になるでしょう。
ところが早苗の依頼はその極小生命体の一つ一つの動きをAIの力を使って探ってほしいというのだから驚きだったわ。
何をいっているか、何のことだか私の想像を超えていたのよ。
それに私はそんなことを探ったとしてもそれが何になるのかと疑ったわ。
でも今の優子と早苗のお話を聞いていると果然、未来が見えてくるように感じるわ」
「どいうこと?」
「それは●●●につながっているということなのかしら?優子?」
「当然、そういうことになるでしょうね」
「それがこの研究で明らかになるということ?」
「さまざまな可能性につながっている広がっているということよ」
「日本の少数の素人の民間人が、もしかしてその先駆けとなるとでもいうの??」
「そんなことは考えてもいない」
「市場規模は天文学的な金額になるかもね」
「わくわくするわ」
「少なくともスーパーマーケットで安売りを探す必要はなくなるということになるわね」
「いや、関連することに携わるだけでも莫大な利益が見込めることになる?」
「だからこそ大変な圧力や危険が待ち受けているかもしれない。
いや巨大な敵がたくさんいるに違いないわ」
「しかし味方もたくさんいるに違いない」
「だけど、まだ研究の段階で早苗がそんな危険にあったとはどうしても思えない、、、、」
「あのう、、、、」とチエが手を上げた。

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